“There is / are ~”で「~がある」という意味になります。
この英文では~の部分が主語になるので、
~の部分が単数か複数かで動詞がisになるのかareになるのか決まります。
(1) There is an old man on the bench.(ベンチに一人老人がいます)
(2) There are many children in the park. (公園にたくさんの子供がいます)
では次のような文の場合はどうなるでしょうか?
問)次の英文の空所に入れるのに適切な語を選びなさい。
There ( ) a lot of snow in the garden last night.
①is ②are ③was ④were
先ず、文末に”last night”とあるので、現在形の①②は不可です。
次に( )の後方を見て、”a lot of snow”が単数か複数かを考えます。
“a lot of snow”は意味は「たくさんの雪」ですが、
“snow”は不可算名詞(=数えられない名詞)なので「単数扱い」するのです。
従ってここでは③wasが正解ということになります。
これは非常に多くの生徒が間違える問題です。
不可算名詞 → 単数扱い
ということをしっかりと覚えましょう。
ちなみに「単数扱い」とはどういうことかと言うと・・・
①語尾にsはつけない
②主語になった時には、動詞が現在形であればその動詞に「三単現のs」がつく
③代名詞で指す場合はitとなる
ということです。
さて、ここでもう一つ注意点を挙げます。
これについてはそもそも知らない生徒が大変多いのです。
先ずは次の問題を解いてみましょう。
問)次の英文の間違いを訂正しなさい。ただし、下線部は正しいものとする。
There is my pen on that desk.
じつはThere is / are…の文には一つ制約があって、それは・・・
「主語には不特定の名詞しかなれない」
ということです。具体例を挙げると以下のような感じです。
○ a book, books, some books etc.
× the book, my book, the books, these books etc.
従って上記の問題の解答例は以下のようになります。
答)My pen is on that desk.
では次の問題はどうでしょうか?
問)次の日本文を英文に直しなさい。
その机の上には何がありますか?
答)What is n the desk?
× What is there on the desk?
机の上にあるものが「特定のもの」かもしれないので、
主語がwhatの場合はやはり”There is / are…”の形は使えません。
よって”What is n the desk?”が正解となります。
いかがでしたか?
では今回はここまでです。