今回は中学英文法でほぼ最初の単元であるbe動詞文の講義です。
「ほぼ」と書いたのは一般動詞文から始める教材もあれば、be動詞文から始める教材もあるからです。
別にどちらから始めても構いません。
がこの二つの区別はとても大切です。
が、それは後回しにして早速、be動詞文の説明に入ります。
(1) I am Takeshi Yoshida.
私はヨシダタケシです。
この英文のamは「~です」という意味を表し、”I”(私)と”Takeshi Yoshida”が「イコールの関係」にあることを示しています。
このamを「be動詞」と呼びます。
be動詞の特徴として「主語に応じて形が変わる」ということがあります。
主語= I (=私) → am
主語= You(=あなた) → are
主語= He(=彼) → is
さて、このbe動詞文は最も基本的な英文ですが、それゆえ非常に応用範囲が広いので、
単語さえ知っていればかなり使い勝手が良いのです。
つまり「何か(=主語)がどのようなものかを説明する」時に役立つ表現なのです。
(2) I am a junior high school student.
私は 中学生 です。
(3) I am an office woker.
私は 会社員 です。
(4) I am an artist.
私は 芸術家 です。
(5) I am happy.
私は 幸せ です。
例分の(1)~(4)までは全て「主語+be動詞+名詞」という構造でしたが、
(5)は少し違います。「主語+be動詞+形容詞」という構造です。
名詞=物の名称を表す言葉
形容詞=名詞を説明する言葉
というわけで、様々ま形容詞を使うことで主語がどんな状態なのかを述べることができます。
(6) I am sad.
私は 悲しい です。
(7) I am angry.
私は 怒って います。
(8) I’m excited. *I’m = I am
私は 興奮して います。
(9) I’m disappointed.
私は がっかりして います。
(10) I’m amazed.
私は びっくりして います。
さて、主語が何であるか確信がないときは誰かに尋ねることになります。
その時は日本語では動詞の語尾に「か」を加えますが、英語では主語と動詞の語順を変えて、
疑問を表します。
(11) Are you a junior high school student?
あなたは 中学生 ですか?
Yes, I am. / No, I’m not.
はい そうです。 / いいえ ちがいます。
(12) Are you angry?
あなたは 怒って いますか?
Yes, I am. / No, I’m not.
(13) Is he our teacher?
彼は 私たちの先生 ですか?
Yes, he is. / No, he isn’t.
というわけで、このbe動詞文が使えると・・・
①「○○は~です。」と人に何かを説明することができる。
②「○○は~ですか?」と人に質問できることになります。
be動詞文自体のルールはそれほど難しくはないので、
問題はボキャブラリーということになります。
つまり文の構造としては中1で学習する簡単なものとなりますが、
be動詞に続く、名詞や形容詞の豊富さによって英語で表せる内容が大きく変わるので、
日本語で様々な例文を考えて、「これって英語でなんて言うのかな?」と考え、調べてみることが大切だということです。
例えば「あいつうざいな」(←あまり良い例ではありませんが・・・)
というのであれば
He is bothering.
He is annoying.
He is disgusting.
などとなるわけです。
では今回はここまでです!