今回は”How many~?”という表現についての講義その2です。
(前回の講義はこちらです)

A: I have many books on Japanese history.
B: How many books do you have?
A:About a thousand.

上の会話の和訳は以下のようになります。
A:私は日本史に関する本をたくさん持っています。
B:何冊もっているの?
A:だいたい1000冊くらい。

“How many?”は数を聞くときの表現ですが、直訳すれば
「どれくらい(=how)多くの(=many)?」ということになります。
大切なのは「manyの後の名詞を必ず複数形にする」こと。
ひょっとしたら1冊しか持っていないかもしれませんが、
manyの後なのでとりあえず名詞は複数形になるのです!

さて、もう一つ大切なのが「土台となった文の形を崩さない」ということです。

土台の文の形: I have three cars.
疑問文の形:How many cars do you have?

土台の文の形:There are many children in the park.
疑問文の形:How many children are there in the park?

定期テストや入試ではよく語句整序問題で”How many?”は出題されます。
すると次のような並べ方をする人が非常に多いのです。

問)次の語句を正しく並べ替えて文を作りなさい。
[ many, you, do, how, rooms, in your house]

誤)How many do you have rooms in your house?

このようにhow manyだけを文頭の持って来てしまう生徒が沢山いるのです。
もちろん正しくは以下のようになります。

答)How many rooms do you have in your house?

a few children(少数の子供たち)
some children(何人かの子供たち)
many children(たくさんの子供たち)
one hundred children(100人の子供たち)
how many children(どれくらい多くの子供たち)

意味のまとまりである”many children”は崩さないで文頭に移動して、
疑問文を作らなければいけません。

では今回はここまでです。